Testimonial

あこがれのDUKEへ進学

決してあきらめなかったMBA受験

GMAT460からの道のり

 
MBA受験は非常に長くて過酷でした。私の場合はGMAT460点から始まり、なんとか合格通知を手にするまで3年間かかりました。GMATで玉砕する度 に「自分はMBAに向いてないんじゃないか」「MBAは諦めたほうがいいのではないか」「妥協でも簡単な大学に行くべきなんじゃないか」「自分にはそもそ も挑戦する資格は無いんじゃないか」という気持ちが押し寄せて来て、まさに自尊心を一枚一枚剥がされていくような、精神的にとてもつらい道のりでした。し かし今こうして振り返ってみると、そのプロセスで学ぶことは多く、自分の人生にとても貴重な経験をもたらせてくれたと思っています。
 
途中、何度も心が折れ ました。何度受験してもスコアが上がらず、自分に理由をつけて勉強を中断しようか、MBAではなくて転職に方向転換をしてしまおうか、と考えたこともあり ました。その度に諸先輩方をはじめとする沢山の方々に励まされ、手を差し伸べて頂きま した。もうダメだと自分の心が限界を見始めている時に触れる優しさは、自分の心に響きます。そのことが、自分が将来こうありたいと憧れるリーダー像をはっ きりさせてくれたことも、大きな収穫でした。 
 
GMATの戦いはとても孤独です。孤独を紛らわせるために情報を集めようとネットを見ていると、いとも簡単にGMATの点数を達成している経験談ばかりが 目についてしまい、ますます不安と焦りが募るという悪循環を繰り返していました。そんな終わりの見えない孤独な戦いに疲れ切っていた時、同じように戦って いる仲間と出会えたのがアフィアンスでした。
 
ともにGMATと戦う仲間とその辛さについて分かち合うだけで、あと少しだけ頑張ってみようという気持ちにな ることが出来ました。また、お昼休みに土佐先生が連れて行って下さるおススメのお店での食事がとても美味しかったのも忘れられないポイントです。そこで食事を楽しみながら仲間達と会話をする時間があるからこそメリハリがついて、授業も集中できたように思います。今でもその仲間たちとは定期的に連絡を取り 合っていますが、それぞれの進んだ道について話を聞くたび、とてもいい刺激をもらっています。 
 
やっとたどり着いた出願でしたが、第一ラウンドで受験した学校からInterviewに呼ばれたにもかかわらず次々に不合格通知が届き、第二ラウンドで追 加出願をしたものの不安で押し潰されそうだった頃、土佐先生から頂いた年賀状に「いつでもご連絡下さい」と書いてあったことを思い出しました。
 
メールをすると先生はすぐに快く時間を取って下さり、私の話に耳を傾けて下さったのですが、その時「Kさんにはケンブリッジ大学がとても合っている気がする」 とおっしゃいました。すでに自尊心という言葉は私の辞書から削除済でしたので、そんな自分にも合うかも知れない大学があるのだと、とても励まされたのを覚 えています。そしてその後、私の長くて辛い受験生活にピリオドを打った第一通目の合格通知が、まさにケンブリッジ大学からの奨学金付き合格通知だったのです。このことからも、土佐先生は各学校について熟知されていて、そのアドバイスとご指導がいかに適切なものだったかが分かった気がしました。
 
どれだけ辛かったのかばかりを書き連ねましたが、第一志望であったThe Fuqua School of Business への進学を決め、渡米を目前にしてこれを書いている今、やり切った達成感とこれから始まる2年間への期待で胸が一杯です。そして諦めずにやり続けて本当に 良かったと実感しています。ボロボロになり、これ以上は無理だと思った所からあと一歩を踏み出せたことが、結果的に自分にも大きな自信を与えてくれまし た。土佐先生をはじめ受験を支えて下さった方々への感謝を忘れずに、精一杯MBA生活を楽しんで来ようと思っています。