GMAT: 最近の傾向と対策
基礎力を構築せずにGMATの学習を開始しない!
TOEFL iBT が90点以下、そして旺文社TOEFL3800(著名な単語参考書)のランク1~3までさえ押さえていないのにGMATの学習を始めてしまうと「読めない・分からない・解けない」の三重苦に陥ってしまいます。
MATHをおろそかにしないこと
傾向の違う昔のGMATを基としている「MATHは簡単だ」という情報に踊らされてはだめ。しっかりとMATHを潰すことが必要です。また、数学が苦手な私大文系の受験生は毎日一定の時間、問題に触れることが非常に大切です。本試験前に大量の問題を解いて対応できるのは理系の受験生です。理系の受験生の方は、連絡方程式に代表されるガリガリとした解き方ではなく、もっと効率の良い計算を省く解答を考えるようにしてください。Mathを落とさないことが700点への絶対条件です。
SCで差をつけることは難しい。CRとMATHを得意科目にし、読解&速読力をつけRCでどこまで稼ぐことができるかが鍵
テクニックだけに依存しない
現行のGMAT はテクニックだけでは高得点を見込めません。短期間であたかも点数がでる・・と宣伝している予備校等もありますが、それはその受講生自身の高い英語力に依る事がほとんどです。
本来GMATはNaitive向けの試験:文章の言っていることがよく分からない人がテクニックを習得しただけで正解にたどり着くことは不可能だと思いませんか?
基礎英語力の底上げが急務です
TOEFLの点数が低い人がGMATの学習を始めることは無謀といえるでしょう。 「魔法の杖」はありません。コツコツと努力して英語力を上げる他ないのです。 テクニックはもちろん重要!だけど、確固たる基礎英語力がなければテクニックも使えない!MBA受験に近道はありません。
問題演習量に比例する試験ではない
問題演習は確かに必要ですが、問題演習のみで700点を取得できる試験でないことを是非理解してください。問題演習量に比例して学力が付くのはMATHのみです。VERBALは基礎英語力をこつこつと伸ばして行くしかないのです。英語力を伸ばして何が言っているのか分かるようにならなければ問題を何百問解いても意味がありません。
OFFICIAL GUIDE (OG) の扱い方

「OGの問題は繰り返しやってしまって答えを憶えてしまっています…繰り返し繰り返しやったのに、本番で何で点数が出ないのか分かりません…」 と面談時に嘆く受験生がここ数年増えてきている。 よくよく話を聞いてみたら、合格者のブログで「OGのみを繰り返し繰り返し学習する」ことが一番の近道…と書かれていたからだそうだ。嘘ではないが、解釈が間違っている。 基礎力不足の高校一年生に慶応の赤本をグルグル三回演習すれば慶応に受かる!・・はずはないですよね?
基礎力無きPracticeは無駄であり、Practice無きGMAT受験は無謀である…
GMATは元来ネイティブ用の試験です。基礎英語力が備わっていないnon-naitiveがOfficial Guideのみを反復練習しても、時間の無駄になります。まずは、足元(基礎英語力)を固めることが重要です。
無理な受験計画は立てない
「やりたいこと・やれること・やるべきこと」 これらははすべて一致していますか? まずは足下を見直そう! 「1ヶ月で700点出したい言う気持ちは分かりますが、TOEFL対策始めたのが9月、10月からGMAT開始。願書の締め切りは1月中旬と言うような無理な計画ではなく、きちんとした、自分のやれる範囲の受験計画を立てる事が必要です。知り合いのAさんは2ヶ月で合格したから、私も大丈夫だ!!という事はありません。乗り切った人とあなたは同一人物ではないのです。持っている能力も、弱点も異なっていることに注目してください。
MBA受験は絶対に仲間がいたほうが良い
私費で会社に内密に誰にも相談できずに一人でコツコツやってきたのだけれど、相談する人もいないし等、だらだらしてしまうケースが散見されます。会社派遣生の場合も、勉強しなければならないのに仕事の量が一向に減らない、どうしたら良いか分からないなどと一人でため込むと精神的に追い詰められてしまいます。モーチベーションの維持はMBA受験を乗り切るのに非常に重要な要素です。一人ですべてを抱え込んで前進することは簡単ではありません。しかしながら環境を変えることによって人間はポジティブに変わることが出来ます。アフィアンスでは勉強方法、受験勉強の進捗状況の他、MBA受験プロセスで起こる様々な問題に対して相談&指導を行っています。「こんな事聞いて良いのかな?」気軽に何でも相談できる所、それがアフィアンスです。